



スタッフブログ歯科医院の感染対策、知っていますか?
2025.06.05
こんにちは、おざわ歯科です。
歯科医院を選ぶとき、「感染対策まで気にしたことがない」という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実は歯科治療は唾液や血液に触れる機会が多く、医療機関の中でも特に高い衛生管理が求められる分野です。
当院は、山梨県で唯一「JAOS第一種歯科感染管理者」が在籍するJAOS認定医院です。この記事では、歯科の感染対策がなぜ重要なのかなどをご紹介します。
歯科の現場で感染対策が重要な理由
歯科医療では、治療中に使う器具が患者様の唾液や血液に触れることがあります。使い回しを防ぐための器具の滅菌処理や、診療室の空気・水の清潔さの維持は欠かせません。また、院内のスタッフが適切な手洗いや手袋の交換、使用後の器具管理などを徹底しているかどうかも、感染リスクを左右する重要なポイントです。
歯科医療で求められる高度な感染対策
歯科治療では、B型・C型肝炎ウイルスやHIVなどの感染リスクに常に注意が必要です。外科的な処置や、タービン・超音波スケーラーを使う場面では、唾液や血液が飛び散ることもあり、患者様も医療スタッフも感染の危険と隣り合わせです。
こうした背景から当院では、感染の有無にかかわらず全ての患者様に同じ対策を行う「スタンダードプリコーション(標準予防策)」を徹底し、手指の消毒や防護具の使用、器具の管理、診療室の衛生維持を通じて安全な診療環境を整えています。
JAOS第一種歯科感染管理者とJAOS認定医院とは?
第一種歯科感染管理者は、JAOSが定めた教育課程を修了し、試験に合格した歯科医療スタッフにのみ与えられる資格です。器具の洗浄・滅菌方法、空気・水の管理、院内での感染経路の遮断方法など、歯科に特化した感染管理の専門知識と実践力を持っています。
また、JAOS認定医院とは、第一種歯科感染管理者が在籍し、院内全体で高度な感染対策が行われていると認められた歯科医院のことで、以下のような取り組みを徹底しています。
・器具は高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)で完全滅菌
・診療チェアの給水ラインも衛生管理を徹底
・空気清浄機の設置と定期点検
・スタッフ全員への継続的な感染対策研修
まとめ
治療の内容や医師の技術だけでなく、院内の清潔さや感染対策も歯科医院を選ぶうえでとても大切です。当院では、患者様に「ここなら安心して通える」と思っていただけるよう、スタンダードプリコーションの考え方に基づき、見えない部分にも手を抜かず、徹底した感染管理を日々実践しています。
ご不安なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。
INSTAGRAMインスタのご紹介
当院では、子供の口腔機能訓練や、予防歯科、総合診断治療、ホワイトニングサロン、ママさん向けのお得な情報など、
様々な情報を発信しています。